THCとは?
今回は虫歯でなくても歯が痛くなってしまうTCHについてお伝えしていきます!
まずTCHとは何でしょうか?
日本語では「上下歯列接触癖」といいます。
これは安静にしている状態で上下の歯と歯が接触している状態で、一種の癖と言われています。
さて、突然ですが、みなさんに試していただきたいことがございます。
今、安静にしている状態で、上と下の歯は少しでも当たっていたりしますでしょうか?それとも離れているでしょうか?
ちょっとでも当たってしまっているよという方は、これからご説明するTCHが当てはまる可能性が高いです!
今は当たっていなくても、食事の時以外で当たっているときがあるかもという人も当てはまる可能性大です!
本来、安静にしている状態では唇は閉じていても上下の歯の間には1~3mmの隙間がありますが、TCHがあると上と下の歯の間に隙間が無く、常に歯を合わせるための筋肉を使い続けることになってしまいます。
弱い力ですが、ずっと筋肉を使い、歯を合わせ続けることで歯に痛みや知覚過敏が出てしまったり、顎関節症の原因になってしまうことがあります。
ところで、普通はどんな時に歯が当たるのかご存じでしょうか?
歯と歯が当たるのは食事でものを噛むとき、飲み込むとき、しゃべっている時などに瞬間的に当たっているだけなので、1日あたり約17.5分と言われています。
1日のうちたったの17.5分しか当たっていないというのは驚きですよね…
皆さんも普段上下の歯と歯が当たっていないか意識してみてくださいね。
次回の記事ではTCHによっておこる症状についてお伝えしていきますので、楽しみにお待ちください!
2021年9月6日 (月)
カテゴリー : 医院情報